等身大ドール見学その2

オリエント工業以外のシリコン製ドールにも興味があったため4woodsのショールームを見学させていただきました。

4woods ショールーム

こちらのショールームは見学可能な曜日が火、木、土(第2、第4のみ)に限られていたため、タイミングを見計らって早めに予約が必要そうです。

最寄り駅は武蔵野線北朝霞駅または東武東上線朝霞台駅となりますが、徒歩で向かうには少々遠いです。 予約時に電車移動なことをお伝えすると最寄り駅から車で送迎してくださるので助かりました。

この時私は既にオリエント工業のしずか(ジュエル146)をお迎え済みでしたので、方向性を少し変えて身長高め(160cmほど)のボディを中心に見学しました。

一通りラインナップの説明をしていただいた後に触感をチェックさせてもらいましたが、4woodsのシリコンはオリエント工業と比較すると別格の柔らかさです。

肌色に関してはデフォルトですと少し濃く見えたことと、元々ドールでは白肌が好きなので4種類の中ではピュア肌が一番好みでした。

Webサイト上で軽くチェックした限りでは麗(うるわし)ボディが気になる感じでしたが、実物は写真より少々ゴツい印象に見えてしまいました。

麗(うるわし)ボディの横にはAllureボディが並んでおりましたが、こちらの造形の方が腰回りのお肉が控えめで好みです。

艶(あでやか)ボディまで行ってしまうとお胸に夢が詰まり過ぎて着られる服に制約がありそうです。
これは私にとって重要な点ですがロリィタブランドの服はサイズ展開がないことが多いため、胸の大きさで困る事態は避けたいです。

この辺りのボディは造形が全体的に豊満で重量も気になりましたが、見た目よりは重さを抑えられている印象です。
とはいえ30kg前後ですので当たり前ですが普通に重いことには変わりありません。

全体的に所謂ラブドールとして扱う方、露出度の高い衣装を着せて楽しむ方にはオリエント工業のボディよりも優れているのではと思いました。
特に手元の造形に拘りを感じ、パーティングラインも比較的目立たないように処理されていたため印象は非常に良かったです。

肝心のヘッドはエルが好みに合う唯一のヘッドでしたが、正直なところオリエント工業のラインナップほどはツボる造形のヘッドが居なかったので少し残念です。

見学が一通り終わった頃に仮見積りもしていただきましたが、オーダー時に細かくボディの色味やヘッドのメイク内容を指定できるのはとても良いサービスだと思います。

遂にお迎え

色々検討した結果、オリエント工業からジュエル146(バスト大)のしずか(美白肌)をお迎えしました。

オリエント工業ショールームで実物を見た際、いわゆる饅頭顔のぷくぷくほっぺでお人形さん感のバランスが一番好みだったことが決め手です。

初めての等身大ドールですので服を着せる作業だけでも重労働で筋肉痛になりそうですが、60cm級のキャストドールでは味わえなかったこの存在感は圧巻で素晴らしいです。

今後はもっと服も買って可愛いしずかを更に可愛くできるよう楽しんで過ごしたいです。

等身大ドールの見学

私が伺ったことのある等身大ドールショールームのお話です。

東京都台東区、JR御徒町駅の近くにアルテトキオ、オリエント工業ショールームがあります。

ショールームの見学は基本的に予約が必要です。
いきなり訪れても案内してもらえませんのでまずは最初に電話かメールで予約をしましょう。

アルテトキオ 上野ショールーム

等身大ドールショールームに訪れるのはこちらが初めてでした。
展示品を一通り説明していただきボディの可動範囲、触感、重さ等の違いを実際に動かして確認できました。

A級メイク(オプション)と通常メイクのヘッドを見比べましたが、これは正直な感想ですと個体差程度の違いしかないと思ってしまいました。

ボディとヘッドの組み合わせは自由に変更してもよく、写真撮影もOKとのこと。
実際に購入しなくてもフィッティング確認できるのは素晴らしいです。

お迎え候補に考えていた肝心のシリコン製ボディはARTE145が思っていた以上に華奢な造形で推奨ヘッド自体も小さく見えました。

その他の大きさのボディも見比べたものの私の基準からはARTE158だと横に大きく、それ以上の身長では縦に大きいと感じてどれもイマイチ決め手に欠けていました。

小柄なドールは今回のお目当てではなかったので流し見程度でしたが、こちらの方が造形的に綺麗だったと思います。

あとはシリコン製ボディの軟らかさが展示品の中でも違うことが少し引っ掛かりました。
製造時期が新しい方が若干軟らかかったので個体差ではなく配合を調整されているのかもしれません。

案内してくれた方の距離感は付かず離れずで丁度良かったですし、最後まで落ち着いて見学できました。

オリエント工業 上野ショールーム

こちらでも簡単にラインナップを説明していただき、同様にボディの可動範囲、触感、重さ等を体験できました。
ただしこちらの展示品は触れても良い個体が限られており、写真撮影もNGと制約があります。

アンジェボディ、やすらぎボディは流石の出来で不満に思うようなことは無さそうです。
粗探しをするならばパーティングラインの処理が少し気になるくらいです。

ジュエル136ボディは流石に幼過ぎでしたが、ジュエル146ボディでも悪くない感じ。
ヘッドはジュエルボディ適合ヘッドの方が適度に"お人形さん感"があって私は好きでした。

ある程度ボディが確認できた後はガラスショーケースに入っていたヘッドを残り時間いっぱい眺めていた気がします。

ところでオリエント工業ショールームは通常30分、購入前提の場合は1時間の予約が可能みたいなのですが、 次の見学希望者が私の予約時間が終わる前に来てしまうハプニングがありました。
他の訪問者と鉢合わせしたくなければ予定時間より早めに退散した方が安全そうです。

余談

等身大ドールを手放す理由で「重かった」という意見が割とあるそうです。

重さだけなら2Lのペットボトル飲料2ケース(12本)や、10kgのお米3袋を暫く抱えてみると身近なものでもその厳しさを体感できるはずです。

身長150cm程の等身大ドールで体重が30kg近く、体型次第では更に大きく重くなるため相応の覚悟が必要です。
こういったサイズ感、重量感に自分のイメージと乖離がないか実物を確認しておかないと後悔するかもしれません。

流石にショールームはフラッと気軽に立ち寄られる雰囲気ではないですが、 入ったら最後買うまで出してくれないなんてことも勿論ありませんでしたし、 抵抗がなければ一度見学してみることをお勧めします。

お迎えを本格的に検討されている段階であれば、たとえお住まいが遠方だったとしても訪れる価値があると思います。

等身大ドールの素材

等身大ドールをお迎え検討する際に調べた情報をまとめます。

主に使用されている素材はシリコン製とTPE(熱可塑性エラストマー)製です。
どう違うのか簡単に調べました。

素材 シリコン TPE
金額 とても高価 比較的安価
質感 少し硬め 軟らかめ
ブリード 少なめ 多め
経年劣化 遅め 早め

ブリードとは時間経過とともに素材の油が抜けて表面に浮き出てくる現象のことです。
これはどちらを選択しても素材の性質上避けられないため、 定期的な洗浄やベビーパウダー等を塗布してケアする必要があるそうです。

シリコン製の等身大ドールを購入するには日本メーカーからですと60万円ほど、 安価な海外メーカーのものでも30万円くらいは必要そうです。
TPE製なら10~20万円ほどで購入可能そうなものがありました。

2019年時点での等身大ドール事情としては日本製の高価なシリコン製ドールよりも、 中国製や台湾製の安価なTPE製ドールの方が勢いがありそうです。
小柄なTPE製ドールはAmazonでもかなりの数の業者が販売している様子でした。

私の場合は少々金額が高くともブリードが少なくて衣服が汚れにくい、 経年劣化の少なそうなシリコン製ドールを選択した方が良いと判断しました。

軟らかさは傷つきやすさにも繋がりそうなためあまり重視しておりません。
それぞれのメリットデメリットからどちらを選択するかは人によりますね。

検討時に参照した具体的なメーカーは以下のあたりです。

はじめに

このブログを書こうと思ったきっかけを簡単にまとめてみます。

私は昔からロリィタファッションが好きでした。

ロリィタファッションへの憧れは強かったものの、自分で着る機会は作ることができずに着せ替え人形遊びで満たされておりました。
そんなことからVolks(ボークス)のSuper Dollfie(スーパードルフィー)という1/3スケールの球体関節人形にハマっていました。

しかしここ数年でロリィタブランドの閉店情報を数多く目にするようになってしまい、ロリィタファッション自体が今や風前の灯火に。
今以上に廃れてしまう前に楽しむ方法を考えた結果、等身大ドールロリィタ服を着せてみたくなった次第です。

ただし私のように等身大ドールを着せ替え人形目的でお迎え検討しちゃう物数奇は少ない様子。
まとまった情報を得るにも色々と苦労しそうだったため、個人的な備忘録をブログに残していこうかなと考えております。

願わくは私と同じ趣味嗜好の方々を発掘していきたい所存でございます。